ネット上の美辞麗句だけで購入を決めると、思わぬ落とし穴にはまるリスクがあります。編集部の取材で判明した「高さ調節こたつ デメリット 失敗」の代表的な3大要因を解説します。
第1の盲点は、本体重量と作業負荷です。高さ調節こたつは、ハイタイプ時の揺れを防ぎ耐荷重を確保するため、通常の座卓こたつよりもフレームや脚部が頑丈に設計されています。総重量が25kg〜35kgに達する製品も珍しくなく、女性や高齢者が一人で天板を持ち上げて脚の着脱を行うのは相当な体力を要します。「気軽に毎週高さを変えられる」というイメージは捨て、季節ごとの模様替え程度の頻度と割り切るのが現実的です。
第2の盲点は、こたつ布団の互換性と隙間風です。座卓時の高さ(約40cm)とダイニング時の高さ(約65〜70cm)では、必要となる布団の垂れ下がり丈が根本的に異なります。ハイタイプ時に普通のこたつ布団を掛けると丈が足りず、足元から暖気が逃げて冷気が侵入します。専用のスリット入りハイタイプ布団や、ファスナーで丈を延長できる2way布団を用意しないと、暖房性能を半分も発揮できません。
第3の盲点は、人間工学的な「差尺」の不一致です。快適な座り心地を保つには、座面高と天板高の差(差尺)が27cm〜30cmの適正範囲に収まっている必要があります。こたつ 2way 椅子用として手持ちの椅子を流用しようとすると、天板が高すぎて肩が凝る、あるいは低すぎて太ももが幕板に当たるという悲劇が発生します。特に回転チェアや肘掛け付きチェアを合わせる際は、幕板下から床までの有効高さをミリ単位で計測しなければなりません。