体格やフィジカルの面で勝る私立校に対し、筑紫高校が展開するのは「頭脳と運動量」を極限まで高めたラグビーである。個の力で突破できないのであれば、15人全員が連動する緻密な組織戦で勝負する。
理論に裏付けられた展開ラグビーと緻密なディフェンス構造
筑紫高校の代名詞とも言えるのが、素早いパスワークとグラウンド幅をいっぱいに使う展開ラグビーだ。ボールを停滞させず、常に相手のグラウンド上のスペースを突く判断スピードが求められる。
守備面においては、一人ひとりが低いタックルで確実に相手の足を止め、瞬時に2人目が寄り集まってボールを奪い取るダブルタックルやジャッカルの精度が徹底されている。身体の大きさに頼らないシャープなタックルは、長年の練習の賜物と言える。