山下美月氏は、乃木坂46の3期生としてデビュー以来、グループの中心的メンバーとして活躍し、卒業後もドラマや映画、ファッション誌のモデルとして第一線で輝き続けている。しかし、その高い認知度と膨大なメディア露出が、裏目に出る形となった。ネット上に存在する無数の高画質画像データが、悪質なAIモデルの「学習素材」として勝手に利用されたのだ。
特に問題視されているのが、本人の顔をポルノ映画の出演者の身体と合成した「非同意型ディープフェイクポルノ」の流通である。海外のポルノサイトや匿名の掲示板、さらにはX(旧Twitter)やTelegramなどのSNSプラットフォームにおいて、これらのコンテンツが拡散された。視聴した一部のユーザーが「本物の流出映像ではないか」と勘違いし、SNS上で二次拡散を引き起こすケースも散見される。実害は極めて甚大だ。
被害を受けたタレント本人が受ける精神的苦痛は計り知れない。自らの肖像が意図しない形で卑劣に消費され、デジタルフットプリントとして永久に残る恐怖と戦わなければならないからだ。