現在の国内女子ツアーにおいて、高校卒業後に直接プロテストを受験し合格するルートが主流に見えるかもしれない。しかし、大学に進学し学業とゴルフをハイレベルで並行させるアプローチは、アスリートとしての人間力や自己管理能力を培う上で極めて強固な礎となる。田中陽菜はその代表格と言えるだろう。
近畿大学経済学部の学生として日々講義に出席しながら、ゴルフ部の練習や全国レベルのトーナメントに挑む日常は多忙を極める。早朝からのトレーニング、大学での講義、夕方の練習場での打ち込み、そして週末の競技会。休む暇もないスケジュールのなかで、彼女は集中力を途切れさせない。学業で得られる論理的思考やデータ分析の視点は、コースマネジメントやスイングデータの解析にも直結している。