堀川未来夢のキャリアを語る上で欠かせないのが、突如として襲いかかったパターイップスとの戦いです。プロ転向後、1メートル前後のショートパットで右手が意図しない動きを起こす重度のイップスを発症し、一時はプロ引退の危機にまで追い込まれました。
この苦境を救ったのが、持ち前の徹底した分析力でした。感覚に頼ることを完全に捨て、「左手主導のクロウグリップ」や「ボールを見ずに目標だけを見て打つノールックパット」など、あらゆる試行錯誤を実施。物理的にフェースの狂いが生じないストローク理論を自ら構築し、見事にイップスを克服しました。
このアプローチは通常のスイング理論にも波及しています。極端なアームアクションを排除し、身体のターンとフェース面の一致を最優先する「フェースコントロール重視のスイング」は、プレッシャーがかかるサンデーバックナインでも曲がらない驚異的な再現性を誇ります。自身の挫折と克服の経験があるからこそ、彼の発信・指導はアマチュアゴルファーの心を強く掴んで離しません。