転機は突然訪れた。1988年、彼女が28歳のときに出演したフジテレビ系ドラマ『君の瞳をタイホする!』、そして同年の『抱きしめたい!』である。浅野温子とのコンビは「W浅野」と呼ばれ、社会現象となった。それまでの「耐え忍ぶ女性像」とは対極にある、自立し、恋愛を謳歌し、都会で華やかに生きる女性像。これが当時の女性たちのバイブルとなった。
遅咲きとも言える20代後半での大ブレイク。それは、彼女が積み重ねてきた努力と、時代の空気が完全にシンクロした瞬間だった。彼女の放つ圧倒的な華やかさとコメディセンスは、お茶の間を瞬く間に魅了した。