被害の爆発的な拡大を後押ししているのが、オープンソースの画像生成AIモデルの悪用と、それに伴う拡散インフラの存在だ。悪意ある一部の利用者は、インターネット上に公開されている大量の公式写真や番組映像から特徴量を抽出し、特定の人物を再現する追加学習モデルを密かに構築している。
作成された偽画像は、X (旧Twitter)などの主要SNSプラットフォームでセンセーショナルなハッシュタグとともに投稿され、インプレッション目的のbotや悪質なアカウントを経由して瞬く間に拡散する。さらに、その背後にはアクセス解析を逃れる海外の裏掲示板や暗号化チャットアプリが結びついており、拡散ルートの遮断を困難にさせている。