しかし、こうした「気持ち悪さ」や「不快感」こそが、羽海野チカが描きたかった人間の本質ではないだろうか。人間はきれいで記号化された存在ではない。ドロドロとしたエゴ、理不尽な執着、そして歪んだ愛情を抱えて生きている。
綺麗事だけでは片付けられない人間の多面性を、一切の妥協なく描ききっているからこそ、『3月のライオン』は多くの人の心を揺さぶり続ける。読者が抱く「気持ち悪い」という感情は、作者の圧倒的な筆力によって、登場人物たちの生々しい息遣いがダイレクトに読者に届いている証拠なのだ。 (出典: 3 月 の ライオン 気持ち 悪い(Yahoo!ニュース))
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