明治神宮御苑の中にひっそりと湧き出る「清正井(きよまさい)」は、東京屈指のパワースポットとしてメディアでも度々取り上げられてきた。この井戸は、江戸時代初期に熊本藩主であった加藤清正が自ら掘ったという言い伝えからその名がついた。一年を通じて水温が約15度前後に保たれ、毎分約60リットルもの澄んだ清水が絶え間なく湧き出ている。
かつては携帯電話の待受画面に設定すると金運や運気が上がると噂され、数時間待ちの行列ができるほどのブームを巻き起こした。しかし、本質的な魅力はその奇跡的な湧水の清らかさと、風水的に富士山からの気が流れる「龍脈」の上に位置すると言われる地理的条件にある。早朝の静けさの中で見る清正井の透明度は圧巻で、水面に映る木々の木漏れ日には、言葉では表現しきれない神聖な気が満ちている。