数々の名勝負を影で支え、番組の熱気を巧みにコントロールしていたのが司会を務めたおりも政夫だ。フォーリーブスのメンバーとして一世を風靡した彼は、抜群の安定感と絶妙なトーク回しで、大人数のキャストが入り乱れる大混乱の現場を見事に仕切ってみせた。
オールスター紅白水泳大会の名物企画といえば、赤組と白組に分かれた水上騎馬戦やハイダイビング、そして爆笑必至の水中コントコーナーだ。おりも政夫のテンポ良い実況と突っ込みがあったからこそ、ハプニング満載の現場も一流のエンターテインメントへと昇華された。緊迫したレースの合間に挟まれるコミカルなやり取りは、まさに昭和のバラエティ番組における最高峰の構成美と言えるだろう。