ガラスの家が最も映えるのは、緑豊かな郊外や海を望むロケーションだ。四季折々の変化がそのままインテリアの一部となり、時間の経過とともに移り変わる光の表情を楽しめる。これは従来の「窓のある壁」では絶対に味わえない体験だ。
一方で、都市部の狭小地であってもガラスハウスの需要は高い。隣家との距離が近い密集地だからこそ、ガラスの透過性を利用して視覚的な広がりを持たせる。中庭(パティオ)をガラスで囲む設計にすれば、プライバシーを完全に守りつつ、家全体に光を行き渡らせることができる。立地を選ばない設計の自由度が、この建築の魅力だ。