事件が起きたのは、2017年10月25日深夜から26日未明にかけてのことでした。秋巡業で訪れていた鳥取市内の飲食店において、鳥取城北高校相撲部関係者やモンゴル出身力士らによる懇親会が開催されていました。
一次会を終え、一行は二次会となるラウンジへ移動。酒席の最中、当時の横綱・白鵬が日馬富士や後輩力士たちに対して日頃の土俵態度や礼儀作法について説教を行っていました。その際、後輩である貴ノ岩がスマートフォンを操作し、着信に応対しようとしたことが引き金となります。
「大先輩が話している最中になぜ携帯をいじるのか」と激昂した日馬富士が、貴ノ岩の態度を咎めて平手打ちを加えたことから事態は急速に悪化。その場には白鵬、鶴竜の両横綱も同席しており、白鵬が止めに入ったものの興奮状態を制止しきれず、激しい暴行へと発展してしまいました。後の相撲協会危機管理委員会の聴取において、同席した力士たちは当時の緊迫した状況を生々しく証言しています。