スティーブン・カリーに代表される現代NBAのトレンド、そして日本国内で熱狂を生み出し続けるBリーグの戦術において、アウトサイドシュートの価値はかつてないほど高まっている。1990年代に連載された作品でありながら、試合の潮流を一瞬で変える3ポイントシューターとしての存在感は、驚くほど現代的だ。
「静かに呼吸を整え、美しい放物線を描くシュートフォーム」――作中で描かれる緻密な描写は、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮する「ゾーン(超集中状態)」の精神状態を見事に表現している。戦術的な分析記事やYouTubeの解説動画でも、彼のプレイメイクやオフザボールの動きは今なお格好の題材だ。