建物自体の倒壊を免れても、室内で倒れてきた巨大な家具や家電の下敷きになってしまえば命を落としかねません。震度6弱では、冷蔵庫や大型テレビ、本棚が文字通り「凶器」となって飛んできます。
家具転倒防止の基本は、壁の芯材(間柱)にL字金具をビス留めする直固定です。賃貸住宅などで壁に穴を開けられない場合は、天井突っ張りポールと家具底面に敷くストッパー式マットを組み合わせる「併用固定」が実効性を発揮します。また、就寝スペースには背の高い家具を置かないレイアウトへの変更、開き戸の飛び出しを防ぐ耐震ラッチの装着、通電火災を防ぐ「感震ブレーカー」の導入が、被災時の二次災害を遮断するために欠かせません。