「M6.1の地震が発生」――ニュースのテロップに踊るこの数字を見て、日本人の多くは「震度4、高くても5弱くらいだろう」と高をくくりがちだ。しかし、この直感は海外では通用しない。日本の気象庁が定める「震度(0〜7)」は、日本独自の計測震度計によって算出される特別な指標にすぎないからだ。
コロンビアをはじめとする多くの国では、震度表示として「改正メルカリ震度階級(MMI)」や体感・被害状況に基づく評価が用いられる。同じM6クラスであっても、日干しレンガや無筋コンクリートの建物が多いコロンビアの地方都市では、倒壊リスクが一気に跳ね上がる。日本の耐震ビルならビクともしない揺れが、現地では一瞬にして壊滅的な「激震」へと変貌するのだ。