今年、特にグルメファンの間で爆発的な話題を呼んでいるのが「クラフトキムチ」と呼ばれる新ジャンルだ。従来の韓国伝統製法に、大阪が誇る「昆布と鰹の出汁(だし)文化」をハイブリッドさせた手法である。
一口頬張ると、まずガツンとした唐辛子の旨味と強烈なコクが広がり、その直後に和風出汁のまろやかな余韻が鼻を抜ける。化学調味料に頼らず、北海道産真昆布や焼津産鰹節から丁寧に引いた濃厚な出汁をヤンニョムに加えることで、鋭い辛味が角の取れた深みへと変化するのだ。辛いものが苦手だった層や小さなお子様がいる家庭でも楽しめるこの味わいが、新たなファン層を急速に拡大させている。