彼の現在地を語る上で欠かせないのが、映画製作者としての卓越した手腕である。彼が立ち上げた制作会社「マテリアル・ピクチャーズ(Material Pictures)」は、すでに映画業界内で無視できない存在感を放っている。
デイミアン・チャゼル監督の『バビロン』をはじめ、鋭い美意識で選ばれた企画群は評論家からも高く評価されてきた。カメラの前に立つ演者としてだけでなく、脚本の骨組みを見抜き、才能ある監督の背中を押す黒幕としての才能。安易なトレンドに飛びつかず、数年後にも耐えうるクオリティを追求する彼の姿勢は、一目置かれるプロデューサーとしての地位を確固たるものにしている。