毎週金曜日の夜、お茶の間に笑顔を届けていたあの時代。米倉涼子がゲストとして登場するたび、安住アナウンサーの表情はいつもと違う柔らかさを見せていた。スペインロケで見せた親密な空気や、まるでお互いの手の内を知り尽くしたかのような軽妙なツッコミ合戦。それは台本のない、リアルな人間関係が生み出すドキュメンタリーのようでもあった。
テレビというメディアが過剰な演出を求めがちだった時代において、二人のやり取りは異質なほど自然体だった。視聴者はそこに、作られたドラマではなく、本物の温もりを感じ取っていたのだ。