『タッチ』の爆発的ヒットは、メディアミックス戦略の成功例としてもアニメ産業の史誌に深く刻まれている。放送を担当したフジテレビと、音源制作・販売を手がけたポニーキャニオンによる緻密なタイアップ戦略は、当時の音楽業界とアニメ業界に革命をもたらした。
レコードの売上チャートをアニメソングが席巻し、テレビの歌番組にアニソンが日常的に登場する現象を作り出したのだ。青春スポーツアニメというジャンルを超えて、日本全体のポップカルチャーを牽引したこのタッグは、80年代メディア展開の金字塔として今なお語り継がれている。