大きな転機が訪れたのは『トイ・ストーリー4』だ。離れ離れになっていた二人は、移動遊園地のある街で奇跡的な再会を果たす。しかし、かつての控えめな羊飼いのかみさまは、たくましく生き抜く「内緒の玩具(Lost Toy)」へと変貌を遂げていた。ドレスを脱ぎ捨て、パンツスタイルで杖を自在に操る彼女の姿は、まさに自立した現代的なヒーローそのものだった。
作品のクライマックスでウッディが選んだ道は、多くの観客を驚かせた。新たな持ち主ボニーのもとを離れ、ボーとともに自由な世界で生きる決断を下したのだ。「子供の玩具でいること」を自らの存在意義としてきた男が、一人の個としての生き方と純粋な愛を選んだ瞬間だった。