この異色プロジェクトの渦中に存在することが判明したのが、新進気鋭のWebライターでありホラー作家の雨穴だ。白い仮面と黒タイツという独特のビジュアルで異彩を放つ彼が、常に独自路線を切り拓くテレビ東京とタッグを組んだという報道は、業界内に大きな衝撃を与えた。
これまでも数々のカルト的人気作品を世に送り出してきた両者が挑むのは、現実と虚構の境目を曖昧にする最新鋭のモキュメンタリーだ。実際の報道番組のフォーマットをそのまま借り受けることで、観る者に「自分が今目にしているものは現実なのか」という強烈な錯覚を与える。本格的なミステリー要素が張り巡らされたプロットは、観客の推理をことごとく裏切っていく。