上越新幹線が停車するJR東日本の燕三条駅。駅を降り立つと、すぐ目の前には巨大な燕三条地場産業振興センターが聳え立ち、昼間はビジネス客や観光客で賑わいを見せる。
しかし、新幹線の最終列車が近づく時間帯になると、駅周辺の灯りは落ち着いた雰囲気を醸し出し始める。タクシー乗り場から少し歩いた路地裏や、周辺の雑居ビルには、灯りがぽつりと点る名店が隠れている。新幹線の待ち時間を利用してサクッと1杯だけ引っかける出張族もいれば、そのまま腰を据えて深酒を楽しむ旅行者もいる。アクセスの良さと、一歩足を踏み入れた時のディープなギャップこそが、この街の夜の醍醐味だ。