水見式と並んでファンの間で絶対的な支持を得ているのが、奇術師ヒソカが提唱した「オーラ別性格診断」です。ヒソカ自身は「ボクの独断と偏見だけどね」と前置きしていますが、作中の念能力者たちの行動パターンと驚くほど合致しており、現実の性格類型論(エニアグラムやMBTIなど)にも通じる鋭い人間観察に基づいています。
ヒソカの分析による各系統の性格傾向は以下の通りです。
- 強化系:単純で一途。嘘をつくのが下手で、感情の起伏がストレート。物事を深く考えすぎず、行動力と突破力に優れる。(例:ゴン、ノブナガ、ウボォーギン)
- 変化系:気まぐれで嘘つき。本心を滅多に見せず、狡猾で計算高い一面を持つが、執着した対象には異常な愛着を示す。(例:キルア、ヒソカ、マチ)
- 放出系:短気で大雑把。情に厚く義理堅いが、感情的にカッとなりやすい熱血漢タイプ。(例:レオリオ、ナックル、フランクリン)
- 操作系:理屈屋でマイペース。自分のペースを乱されるのを嫌い、家族や身内を理詰めでコントロールしようとする傾向がある。(例:イルミ、シャルナーク、モラウ)
- 具現化系:神経質で几帳面。慎重派で警戒心が強く、何事も綿密に計画を立ててから実行に移す完璧主義者。(例:クラピカ、シズク、ゲンスルー)
- 特質系:個人主義でカリスマ性がある。他者とは一線を画す独特の価値観を持ち、人を惹きつける天性のリーダーシップを備える。(例:クロロ、ネフェルピトー、ツェリードニヒ)
この性格診断が読者を惹きつけてやまない理由は、自己分析ツールとしての精度の高さにあります。自分自身の日常的な対人関係や行動の癖を振り返ることで、「自分は論理的で神経質だから具現化系に近い」「直感で動きがちだから強化系タイプだ」といったように、物語世界と自己の内面を直結させて楽しむことができるのです。