スポーツ中継や法廷ニュースを見ていると、表現の揺れに気づく。英語で「審判」を意味する主要単語は、主にレフェリー(referee)、アンパイア(umpire)、ジャッジ(judge)の3つだ。これらはランダムに使われているわけではない。決定的な違いは、「審判員が動き回るか」「固定の位置にとどまるか」「主観的な採点を行うか」という判定の性質にある。
例えば、フィールド上を選手とともに走り回り、試合の進行全体をコントロールするのがレフェリーだ。一方で、特定の定位置から緻密な判定を下すのがアンパイアである。さらに、採点競技や法廷の場で個人の裁量や基準に基づいて判決・点数を下す存在がジャッジに分類される。この基本原則さえ頭に入れておけば、スポーツ中継でも法廷のニュースでも迷うことはない。