多くのファンが混同しがちなのが、彼らの正式名称です。『となりのトトロ』劇中ではサツキやメイ、そしておばあちゃんから「まっくろくろすけ」と呼ばれていますが、設定上の和名は「ススワタリ」となっています。後に制作された『千と千尋の神隠し』では、釜爺の助手として石炭を運ぶ労働者として再登場しました。
トトロの時代には「無害で、人が住み始めるといつの間にかいなくなる」気配のような存在だった彼らが、千と千尋では「働かなければ魔法が解けて煤に戻ってしまう」という、少しシビアな社会性を帯びて描かれています。この設定の変化は、宮崎監督の労働観や社会の変化を投影しているとも言われており、ファンの間では今も活発な議論が交わされています。