テレビのニュース番組やバラエティの字幕、あるいはウェブメディアのトピックスで「〇〇容疑者(35才)」や「〇〇選手(18才)」という表記を目にすることが頻繁にある。なぜプロの報道機関が代用文字を使うのだろうか。
最大の理由は、画面上での視認性とスペースの制限だ。特にスマホの狭い画面やテレビのテロップでは、13画の「歳」は文字がつぶれて読みづらくなるリスクがある。新聞社や放送局が制定している用字用語集(記者ハンドブックなど)では、読者の読みやすさを優先して「才」の表記を許容・推奨するローカルルールが設定されていることが多い。公的な厳密さよりも、瞬時の情報伝達スピードが求められるメディア特有のビジネス的選択なのだ。