フィクションとしての過剰な演出が光る一方で、劇中の技術指導や訓練シーンには驚くべき本格志向が貫かれていた。日本航空が撮影に全面協力し、実際の訓練センターやモックアップ(客室模型)での撮影が許可されたのだ。
救命訓練や機内サービスの実技など、本物の空の現場で使用される設備が惜しみなく登場した。このリアリティと大映ドラマ独特の誇張演出とのギャップこそが唯一無二の魅力となり、当時の航空業界に対する憧れを急速に高める結果となった。多くの若者がキャビンアテンダントを目指すきっかけを作った社会的大ヒットの要因はここにある。