佐々木氏を刺殺した後、A子さんは現場のマンションを施錠し、血のついた衣類を着替えて逃亡を図りました。警察の公開捜査が始まり全国に手配が敷かれる中、事件発生から3日後の9月8日、思いもよらない場所で事件は幕を閉じます。
青森県三戸郡の国道沿いにあるドライブイン併設の宿泊施設で、A子さんが服毒(睡眠薬の大量服用)による自殺を遂げているのが発見されたのです。享年39。現場には遺書が残されており、そこには佐々木氏への複雑な愛情と憎しみ、そして命を奪ってしまったことへの深い謝罪と絶望が綴られていました。
主犯の自殺により、事件は被疑者死亡のまま書類送検という形で法的な決着を迎えました。法廷で真相が語られる機会は永遠に失われ、昭和のスタータレントが愛人に刺殺され、その愛人も自決するという最悪の結末だけが歴史に刻まれることとなりました。