九華公園が多くの旅人を魅了してやまない最大の理由は、「水堀に映る花々と城跡の立体的な景観」にあります。一般的な平地の公園とは異なり、桑名城の要害であった堀割や土塁の高低差がそのまま残されているため、見上げるアングルと見下ろすアングルの両方から立体的なパノラマを楽しめるのが特徴です。
さくらまつり期間中の日没後には、夜間ライトアップが実施されます。点灯時間は例年日没(18時前後)から21時30分頃までとなっており、暗闇の中に浮かび上がるライトアップされた夜桜が、静まり返った水面に鏡のように映り込む「逆さ桜」の美しさは息を呑むほどです。
写真撮影のベストポジションとして地元民からも愛されているのが、本丸跡とお堀を結ぶ赤い太鼓橋(吉之丸橋周辺)です。朱色の欄干と淡い桜色の花びら、そして水面に反射する明かりが一体となり、まるで一幅の絵画のような風情ある写真を収めることができます。