「もう流行っていないのでは?」という世間の先入観を抱いて現地を訪れた者は、いい意味で大きな衝撃を受けることになる。週末の大久保通りでは主要店を中心に依然として長い列が伸びており、人気の高さをまざまざと見せつけられるからだ。しかし、今回の独占取材で判明したのは、かつてのような「とりあえず並ぶ」消費から、「こだわりの一杯を求めて足を運ぶ」熱心なリピーター層への移行である。
最新のトレンドは、テイクアウト専門のスタンドから、落ち着いてお茶の余韻を楽しめる空間重視のカフェサロンへのシフトだ。行列必至の話題店では注文ごとに茶葉をエスプレッソ抽出する最新マシンが稼働し、淹れたての贅沢な香りが店内を包み込む。一方で、イケメン通りを少し折れた静かな住宅街にひっそり佇む知る人ぞ知る隠れた穴場スポットでは、毎朝手作りされる生のモチモチした食感が口コミで広がり、コアなファンを惹きつけて離さない。