伝説的なデザイナー、故カール・ラガーフェルドが「私が身につけるジュエリーはこれだけだ」と語り、両手の指いっぱいにリングを装着していたエピソードはあまりにも有名だ。高級ファッション業界のエリートたちがこぞってこの武骨なシルバーを身に纏う現象は、モードとストリートの垣根を完全に壊し去った。
その熱狂は現代のスーパースターたちにも脈々と受け継がれている。ラップシーンの王者ラッパーが手掛けたドレイク『Certified Lover Boy』カスタムプロジェクトでは、専用のロールス・ロイス・カリナンに特注パーツやクロスモチーフを大胆に落とし込み、世界中のカルチャーメディアを騒然とさせた。セレブたちのプライベートな日常と、このブランドの美学は深く結びついている。