声優交代直後は、13年以上にわたり染み付いた神谷ボイスの印象が強かったため、視聴者の間でも「声が低すぎて違和感がある」「小五郎のギャグっぽさが薄れた」といった戸惑いの声が上がったのは事実です。
しかし、小山さんはプレッシャーを跳ね除け、持ち前の演技力でキャラクターを自分のものにしていきました。特に劇場版第21作『から紅の恋歌』や第26作『黒鉄の魚影』、そして小五郎が重要な見せ場を作った数々のエピソードを通じて、コミカルなシーンでの叫びやアドリブも完全に板につき、現代の若い世代にとっては「毛利小五郎=小山力也」という認識が完全に定着しています。
初代へのリスペクトを払いながら、約17年間にわたって役を守り続けてきた小山さんの真摯な姿勢は、往年の原作ファンからも高く評価されています。