2026年現在、国内外の複数の大規模コホート研究から興味深いデータが報告されています。妊娠中にヨーグルトをはじめとする発酵食品を日常的に摂取していた母親から生まれた子どもは、そうでない子どもに比べて、幼児期におけるコミュニケーション発達の遅れや、特定の行動特性を示す割合が有意に低かったというものです。
もちろん、これは「ヨーグルトを食べれば絶対に発達障害を防げる」という意味ではありません。発達障害は遺伝的要因や環境要因が複雑に絡み合って起こるものであり、単一の食品だけで予防できるような単純なものではないからです。それでも、腸内フローラの多様性を保つことが、リスクを抑えるための一つのアプローチになり得ることは間違いなさそうです。