1997年2月から5月にかけて、神戸市須磨区で児童5人が次々と襲撃され、2名が死亡、3名が重軽傷を負ったのが神戸連続児童殺傷事件です。当初は通り魔による犯行とみられていましたが、5月27日早朝、中学校の正門前に小学6年生の男児の頭部が置かれるという猟奇的な事態へ発展しました。
遺体の口には「酒鬼薔薇聖斗」と記された犯行声明文が挟まれており、地元新聞社へ挑戦状が送りつけられるなど、劇場型犯罪の様相を呈して日本中を恐怖に陥れました。警察は大規模な捜査網を敷き、同年6月28日に逮捕されたのは、現場付近に住む当時わずか14歳の中学3年生(少年A)でした。
逮捕直後は「14歳の少年にこれほど残虐な犯行が可能なのか」と冤罪を疑う声すら上がったものの、その後の家宅捜索で犯行器具や日記が押収され、少年A自身が犯行の詳細を自供。少年審判を経て、1997年10月に少年Aは関東医療少年院へ送致されることになりました。