そもそも、この曲は実際のフランス・パリで書かれたわけではない。メンバーのドリュー・タガートは過去のインタビューで、この曲における「パリ」とは具体的な都市の名前ではなく、現実の厳しいルールや周囲の雑音から逃れるための「妄想の場所」としてのシンボルだと語っている。親の反対や世間の目を気にせず、二人だけの世界に逃げ込もうとする若者の無謀な愛がテーマだ。
歌詞の中に登場する「If we go down then we go down together(もしダメになるなら、一緒に落ちていこう)」というフレーズは、破滅的でありながらも強い絆を感じさせる。この少し影のあるロマンチシズムが、今の日本のリスナーにとって、言葉の壁を越えて直感的に伝わっているのだろう。