千葉県内には30箇所以上の道の駅が点在し、激戦区として知られている。その中で「千葉県 道の駅 人気ランキング」でも常に上位へ名を連ねるのが道の駅発酵の里こうざきだ。支持を集める最大の理由は、徹底したテーマ性とエンターテインメント性の融合にある。
神崎町は、300年以上の歴史を誇る「鍋店(なべだな)」や「寺田本家」といった名立たる蔵元を擁する町である。この町独自のDNAを施設全体に落とし込み、単に農産物を並べるだけでなく、全国から発酵マニアが足を運ぶ「食のキュレーション拠点」としての立ち位置を確立した。健康志向の高まりや「腸活」ブームとも合致し、20代からシニア層まで幅広い層が詰めかけている。
敷地内は主に、地元野菜が並ぶ「新鮮市場」、全国の発酵食品を集結させた「発酵市場」、そして名物料理を提供する「カフェ&レストラン オリザ」などの飲食棟で構成されている。この分かりやすいゾーニングと、訪れるたびに新しい発見がある棚づくりが、リピート率70%超という驚異的な顧客定着を生み出す原動力となっている。