実はこの作品、日本だけでなく韓国、中国、さらにはインドでも映画化されています。それぞれの国で、その時代を代表する名優たちが石神役(数学者)と湯川役(物理学者/刑事)を演じてきました。国境を越えて愛される理由は、普遍的な「自己犠牲の愛」というテーマにあります。
例えば韓国版ではリュ・スンボムが不気味なほどの純情を演じ、インド版(Netflix映画『Jaane Jaan』)ではカリーナ・カプールがヒロインを務め、独自のカルチャーを反映したサスペンスとして世界中でヒットを記録しました。どの国版を見ても、オリジナルキャストが作り上げた「骨格」がいかに強固であったかが分かります。