近年、世界中で空前の熱狂を生んでいる日本の70〜80年代シティーポップ。そのルーツを辿る海外の音楽ファンやDJたちの間で、彼の作品群にも熱い視線が注がれている。都市の情景と洗練されたポップセンスが見事に調和したサウンドは、言語の壁を軽々と超えてグローバルなリスナーを虜にしている。
デジタル配信のプレイリストには、チューリップ名義の楽曲だけでなく、他アーティストへの提供曲やソロ作品が惜しみなくピックアップされている。かつて福岡の小さな部屋でビートルズに憧れていた青年のメロディが、半世紀の時を経てニューヨークやロンドン、ソウルの街角で響いているという現実は、音楽の持つ普遍的な力を物語っている。