高い注目を集め続け、昼の顔として定着していた時期に発表された突然の番組終了。世間では打ち切りや降板劇といった憶測が飛び交ったが、真相は坂上忍自身の人生における決断にあった。連日の生放送がもたらす極限のプレッシャー、そして進行をともに支えたアナウンサーの伊藤利尋ら信頼するスタッフとの真剣勝負。MCとして全身全霊を注ぎ込み続ける毎日は、肉体にとっても精神にとっても過酷な極限状態の連続だった。
舞台裏のスタッフによれば、坂上は毎朝早くから膨大なニュース資料に目を通し、一切の妥協を許さずに本番に挑んでいたという。その熱量と引き換えに蓄積した疲労は、想像を絶するものがあった。加えて、彼が長年あたためていた動物保護活動への本格的な挑戦が、決断を加速させた。惰性で帯番組を続けることを固く拒み、自ら幕を引いたことこそが、幕引きの真実である。