カルチャーシーンにおいて、知的なメガネキャラが持つ圧倒的な存在感を決定づけたのは作品の力だ。特にフジテレビが制作した大ヒット作『ガリレオ』シリーズは、その象徴と言える。福山雅治が演じた天才物理学者・湯川学の姿は、多くの視聴者の脳裏に焼き付いている。難解な数式を即座に書き上げ、鋭い洞察力で事件を解き明かす姿とスタイリッシュなフレームの組み合わせは、本格ミステリーにおける知性派ヒーローの金字塔となった。
一方で、サブカルチャーの現場からも新たな風が吹いている。アニメ化もされた人気作『理系が恋に落ちたので証明してみた。』は、個性的すぎる研究者たちが繰り広げる斬新なラブコメディとして大きな話題を呼んだ。理論に偏りすぎた言動と、恋愛に対する不器用なピュアさ。この甘酸っぱいギャップが「理系メガネ=愛おしい」という新たな価値観を根付かせた。現在ではNetflixやAmazon Prime Videoなどのグローバル配信プラットフォームを通じ、これらの作品が世界中で視聴され、カルチャーとしての再評価が進んでいる。