言葉の復権を決定づけたのは、ポップカルチャーの力だ。不良漫画のリバイバルヒットや、世界的なストリートブランドが打ち出した「アンチ・パーフェクト」を掲げるカルト的なファッションラインが、若者の美意識を塗り替えた。アパレル業界ではあえて「SHABAI」の文字をあしらったルーズシルエットのTシャツが爆発的に売れ、カウンターカルチャーの象徴として消費されている。
さらに、ゲーム配信者やVTuberたちが、プレイングミスや弱気なプレイをした際に自虐的に「今のプレイ、マジでシャバかった」と発言することで、ファン層へ瞬く間に定着。恐怖や威圧の対象だったヤンキー言葉が、愛嬌のある自虐ネタへとアップデートされた格好だ。