推薦入試や総合型選抜(旧AO入試)の割合が全体の6割を超えた現在、従来の「偏差値」という指標そのものが形骸化しつつある。一般入試を経ずに大学へ進学するルートが主流となったことで、ペーパーテストの難易度だけで大学の価値を測ることは不可能になった。
これにより、偏差値表では低位置に甘んじている大学であっても、特定の専門分野や地域密着型のカリキュラムで高い評価を得ているケースが増えている。逆に、名前だけの伝統校が定員割れを起こし、実質的な「全入」状態に陥っているケースも少なくない。もはや偏差値による単純なランク付けは、現代の大学選びにおいて意味をなさなくなっている。