スター同士の共演は、やがて現実の恋へと発展した。当時の週刊誌やワイドショーは、二人の一挙手一投足に熱狂し、結婚秒読みとまで囁かれた。しかし、運命の悪戯か、二人が結ばれることはなかった。小林は後に別の道を歩み、浅丘もまた自身の女優としてのキャリアを突き詰めていくことになる。
今回のイベントで浅丘は、「あの頃は毎日が嵐のようだったけれど、旭さんがいたから乗り越えられた」と悪戯っぽく微笑んだ。それに対し小林も、「ルリ子はいつも俺の先を走っていたよ」と照れくさそうに応じる。愛憎を超越した先にある、戦友のような、あるいは魂の片割れのような特別な絆が、そこには確かに存在していた。