不動裕理が築いた実績は、数字を見つめるだけでもその凄まじさが伝わってくる。JLPGAツアーにおいて積み上げた生涯通算50勝という数字は、国内女子ゴルフ界における最高峰の金字塔だ。特に2000年から2005年にかけて達成した「6年連続賞金女王」は、参戦選手のレベルが劇的に向上していた時代において奇跡的な偉業と言える。
2003年には年間10勝を挙げ、日本女子ツアー史上初となる年間獲得賞金2億円突破の快挙を成し遂げた。派手なガッツポーズを見せることなく、淡々とバーディを積み重ねるプレースタイルは、観客のみならず同業のプロたちをも唸らせた。彼女の強さは単なる好調の波ではなく、徹底的に削ぎ落とされた再現性の高さに裏打ちされていたのである。