最新の推計データは、私たちが抱く楽観的な予測を容赦なく打ち砕く。国立社会保障・人口問題研究所の公表データや国勢調査の推計を詳細に分析すると、男性の未婚率はほぼ3人に1人、女性でも4人に1人に迫る勢いだ。NHKの特集番組やYahoo!ニュースのコメント欄でも、この現実を突きつけられた視聴者から悲鳴に近い声が上がっている。
ここで見逃せないのが、男女間で広がる歪んだねじれ現象だ。厚生労働省がまとめた所得階层別の分析を読み解くと、男性の場合は低年収層ほど未婚率が高まる傾向が著しい。一方で、女性は高年収層や高学歴層においても未婚化が進む。経済的自立を果たす女性が増えた一方で、「男性が家庭を養うべき」という古い規範意識だけが社会に残存し、婚姻関係の成立を阻んでいる。