これまでの汁なしカップ麺における最大の障壁は、言うまでもなく「湯切り」の手間だった。シンクにお湯を捨てる際のあの独特の匂いや、うっかり麺をこぼしてしまう惨劇は、誰もが一度は経験しているはずだ。しかし、今年に入り大手メーカーが相次いで投入した「吸水型」の新技術は、その常識を根底から覆した。
指定量の熱湯を注ぎ、数分待つだけで麺が水分を完全に吸収し、濃厚なタレと絡み合う状態が完成する。この技術により、オフィスや車内など、これまで湯切りが難しかった場所でも手軽に食べられるようになり、需要は一気に爆発した。