物語のモデルとなったのは、加島銀行や大同生命の創業、日本女子大学の設立など、近代日本の発展に多大な貢献を果たした実業家・広岡浅子だ。劇中では愛らしく情熱的な女性として描かれた彼女だが、実際の生涯はドラマ以上に波乱と闘いに満ちていた。
幼少期から学問への強い意欲を持ちながらも「女子に学問は不要」とされた時代。浅子は独学で知識を深め、炭鉱事業の再建に乗り出した際には、危険を顧みずピストルを懐に忍ばせて現場へ赴いたという壮絶な逸話も残っている。こうした圧倒的な行動力が、時代を動かす原動力となったのだ。