上り線エリアに足を踏み入れた瞬間、そこが高速道路の上であることを忘れてしまう。「旬撰市場」と名付けられた生鮮エリアには、青果、精肉、鮮魚の専門店がずらりと並ぶ。威勢の良い掛け声が響き渡り、まるで東京の下町商店街か高級デパ地下に迷い込んだかのような熱気に満ちあふれているのだ。
生鮮品目当ての客は長距離ドライバーだけではない。近隣の蓮田市やさいたま市から毎日の夕飯の買い物に訪れる主婦層の姿も珍しくない。「デパ地下と同等以上のクオリティでありながら、産地直送の圧倒的フレッシュ感がある」と口を揃える理由も頷ける。特に魚介コーナーの朝獲れ鮮魚や、埼玉のブランド豚を贅沢に使った惣菜コーナーは、夕方のピークタイムを前に品薄状態になるほどの凄まじい売れ行きだ。