彼女の政治家としての骨格を作り上げたのは、法務省でのブレない姿勢だった。困難な法改正や厳格な法的判断を求められる場面においても、情に流されることなく法と証拠に基づいた決断を下してきた経緯がある。この時期に培われた「法的思考と覚悟」が、後の外交交渉でも強固なバックボーンとして機能した。
外務省のトップに就任して以降は、主要国首脳会議をはじめとする国際会議で日本の立場を極めて明瞭に発信。対立する国々の間を取り持つ架け橋としての調整能力を発揮し、国際社会での日本のプレゼンスを急浮上させた。口先だけの主張ではなく、目に見える数字と実利で答える姿勢こそが、永田町で一目置かれる最大の理由だ。