山本美香氏の長年にわたる功績と、シリアでの危険を顧みない取材活動に対して、国際報道ジャーナリズムの分野で最も権威ある賞の一つである「ボーン・上田記念国際記者賞」の特別賞が贈られた。また、彼女の遺作となった「シリア内戦取材特別報告」は、国際社会に対してシリア人道危機の深刻さを告発する貴重な歴史的記録となった。
彼女の遺志を継ぐ形で制作された数々の報道ドキュメンタリーは、戦場報道のあり方やフリーランス・ジャーナリストの安全確保に関する議論を加速させた。日本記者クラブをはじめとする主要メディア団体でも、危険地帯取材における取材者の安全対策やメンタルケア、装備の補強について再検討が行われる契機となった。